クリスマスパーティー

 大阪商人も宵越しの金は残さない。きょうはミナミ、あしたはキタ、いや京都・木屋町の茶屋遊びまで、粋な遊びをやってきた。そんな粋を身に付けている小柄でダンディなSさんは82歳。ナラティブから定期的な訪問診療、訪問看護、訪問介護の契約をいただいている。

 

 戦後の混乱期を腕一本でくぐり抜けてきた。みんなが裸一貫で横一線。商売にプロもアマもない。今日を生きるのに精一杯だから、これはと思ったことはすべてやってきた。小さな小商いなら、スーパーへ。それが3店舗となり、売り上げは急上昇。しかし、勢いだけでは商売は続かない。経営の勉強などしたことがないから、労務管理とかマネジメントが付いていかない。「スーパーからニワトリの養鶏まで手をひろげましたがな。おもしろかった。いい時代でしたがな」と笑顔での回想談である。
 大阪の店をそれぞれに譲って、奥さんの出身地である砺波で余生を過ごそうと住宅を求めたが、その矢先、奥さんが病に倒れた。最初は「ものがたりの郷」に入居されたが、居住性などを考えられて、今は、愛妻と「ちゅーりっぷの郷」に住んでいる。
 そんなSさんから、大きなケーキを買うから、クリスマスパーティをやろう、と声がかかった。12月18日、われらが談話室に特製手作りの鍋料理を並べてのパーティとなった。入居の方、家族、わがスタッフの子供達でにぎやかさでは他に負けていない。ここは病院、施設ではないので、ビール、吟醸酒なども取り揃えてる。
 Sさんのあいさつ。「ほんとうにここに来てよかった。心からみなさんにありがとうといいたい。」
 
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